対象:難関国公立大学(金沢大学等)志望の高校生 | 担当:Global Lingua Network
提出された答案(記述そのまま)は以下の通りです。
(1) 若者の「内向き志向」についての説明(40語程度)全体の枠組み(主張・理由・例示・結論)は美しく整っていますが、動詞の語法エラーとスペルミスが重なっている点がもったいない箇所です。
| 元の英文 | 指摘・修正箇所と理由 |
|---|---|
| I think that Japanese youth is shy. | young Japanese people are とするのが自然です。youthは集合名詞で複数扱いになることが多く、単数動詞 is を受けるのは不自然に聞こえやすいです。複数形の young people に変更し、動詞を are にすると書きやすくなります。 |
| First, they don't like speak to in front of many people. | First, they don't like to speak in front of many people. ① like の目的語には、不定詞(to speak)か動名詞(speaking)が必要です。② speak to は「~に話しかける」という他動詞的な動作を指すため、単に「人前で話す」なら前置詞の to は不要です。 |
| For example, when they are apointed by teacher, they sometime remain silent. | For example, when they are called on by a teacher, they sometimes remain silent. ① apointed はスペルミス(正:appointed)。なお、授業で「(先生に)指名される」は called on が適切です。② teacher は数えられる名詞なので、冠詞 a を付けます。③ sometime(いつか)ではなく、頻度を表す sometimes(時々)を使いましょう。 |
| For the reason, I concider Japanese youth tend passive. | For this reason, I consider that young Japanese people tend to be passive. ① 結論の定型は For this reason です。② concider はスペルミス(正:consider)。③ tend(動詞)の後ろには to be + 形容詞(passive) が必要です。 |
語法的に誤った動詞の接続(quit to do)や、人称代名詞のミスが見られます。論旨は通じますが、文法エラーを減らす必要があります。
| 元の英文 | 指摘・修正箇所と理由 |
|---|---|
| I think that young Japanese people shold quit to passive. | I think that young Japanese people should stop being passive. ① shold はスペルミス(正:should)。② quit の直後は動名詞 -ing にします。passive は形容詞なので、状態を伴う being passive とします。また、「やめるべきだ」という文脈では stop being passive の方が自然な表現です。 |
| First, they can't grow up as a person. | First, they cannot grow as individuals. ① 大学入試などの英作文では、短縮形 can't は使用を避け、cannot と正式に表記するのが基本ルールです。② 主語が they(複数形)のため、as a person(単数)ではなく as individuals(個々の人間として)にするのが適しています。精神的な成長を示す場合は grow up よりも単に grow をよく使います。 |
| Humans can't live without other people. | Humans cannot live without other people. ✓ 基本的に正しい文 文法構造は非常に優れています。短縮形の can't を cannot に修正すれば完璧です。 |
| Second, they are limited themself option. | Second, they limit their own options.(あるいは their options are limited)主語の彼らが「自ら選択肢を狭めている」ことを伝えたいのであれば、能動態で they limit their own options と表現する、あるいは their options are limited(彼らの選択肢は限られている)とする方が英語として自然です。themself は単数形とみなされやすいため、複数なら themselves ですが、構造上ここでは所有格 their が適しています。 |
| Fore example, when they want others to listen to talk, they can't talk others. | For example, when they want others to listen to them, they cannot speak to others. ① Fore はスペルミス(正:For)。② 「話を聞いてほしい」は listen to them または listen to what they say とします。③ talk や speak は自動詞なので、後ろに前置詞 to が不可欠です。talk to others としてください。 |
| For these reasons, I consider that young Japanese people shold quit to passive. | For these reasons, I consider that young Japanese people should stop being passive. 1文目と同様、スペルと動詞の接続( should stop being passive)を適切に修正します。 |
国公立大学の個別試験を想定した採点・評価です(配点25点満点。設問(1) 10点満点、設問(2) 15点満点)。
apointed, concider, shold, Fore などの基礎的なスペルミス、また sometime のような誤用が散見され、非常にもったいない減点を受けています。日頃の英作文練習の際、書いた後に指差し確認を徹底する習慣をつけましょう。
like to do や quit doing などの動詞の後ろの形)や、自動詞・他動詞の区別(speak in front of... や talk to others)に弱点が見られます。また、アカデミックな場での縮約形(can't)の回避など、大学入試の基本ルールも少しずつおさえていきましょう。
語彙レベル:高校標準レベル。実戦的かつ高得点が期待できる表現で再構成しました。
(1) 解答例(43 words)国公立大学の入試で安定して合格点に達するための、論理構造と表現の工夫について解説します。
「留学しないこと」に代表される「内向き志向(uchimukishiko)」の本質は、単に人前で話すのが苦手(shy)なことだけではなく、「変化や新しい挑戦、外部の世界を避ける傾向」にあります。
そのため、主張の一文目で tend to avoid new challenges(新しい挑戦を避ける傾向がある)と定義を少し一般化しました。
そして、高校生にとって最もイメージしやすい変化の回避である「地元を離れず、他大学ではなく地元の大学に進学することを好む(prefer to stay in their hometowns)」という例示に繋げました。これにより、論旨に揺らぎがなくなり、説得力のある約40語の解説となっています。
専門家による分析「若者の海外留学の減少は、内向き志向が原因である」に対して、まずは I agree with the idea... と明確に自分の立場を示します。
・理由1(グローバル視野の喪失):
日本国内に留まることのデメリットとして cannot gain global perspectives(グローバルな視野を得られない)を提示。入試の英語長文や自由英作文で非常によく使われるコロケーションです。これに essential in today's society(現代社会において不可欠だ)という客観的かつ説得力のある説明を加えています。
・理由2(選択肢の狭まり):
生徒が使いたかった「選択肢を狭めている」という表現は they limit their own career choices と書き換えることで、非常に知的かつ簡潔に表現できます。
その具体例として miss job opportunities abroad(海外での就職機会を逃す)を配置し、最後に should try to experience the outside world と、自身の強い主張をスマートな言葉でまとめて結んでいます。
今回の答案は、文の構成力(ディスコースマーカー:First, Second, For example, For these reasons の的確な配置)において素晴らしいセンスを示しています。今後の課題は、「よく使う動詞の後ろの形を整理すること」(例:like doing / want to do / stop doingなど)と、「書き終えた後の丁寧な見直し」です。これらが習慣化すれば、自由英作文は間違いなく大きな得点源になります。一緒に一歩ずつ進めていきましょう!